アーティストからの情熱

既成概念を覆すようなアーティストや作品をつくろう…メジャー中心の音楽業界に風穴あけてみせましょう…メテオリットシャンテがスタートする時にボスと話したこの言葉は自分にとり大切な心情になっています。NanohanAのレコーディングやラジオのミックス等はいつでもワクワクします。いつの間にか身近にいる乃里絵さんは、ついこの間まで北陸の最果て(笑)から神奈川の最果てにいつも一晩かけて夜行バスでやってきて慌ただしくレコーディングやラジオ収録をしていましたっけ。一段落するとまた次の作品が待っていて…大変なスケジュールをこなしてました。それでも合言葉は「次は更にグレードアップ」人の心に響く唄や番組をつくりたい。その人にとって大切に、いつまでも歌ってもらえるような曲をつくる…丹精込めて取り組む事でそんなささやかな目標に少しずつですが近付いている気がします。きれいな声、優れた歌唱力、高い演奏力…成功する作品にはどれもが大切な要素です。でもそれだけが人の心を打つのでしょうか?それがあれば相手の心に響くのですか? もしかしたら全く違う要素に聴き手が感動するかもしれません。自信を
持って発表した曲が散々だったり迷いながらの作品が良い評価を受けたり…やっぱりネミューやメテオリットのコンセプトである、アーティストの伝えたいという想いの強さ…本気でぶつかるならその情熱は技術を上回れるかもしれない。めげずに継続こそ最も必要なものかもしれません。僕の好きな外国の諺で「一万回斧で叩けばどんな大木も倒れる」ってのがあります。仕上がった新曲を聴くと、そんなアーティストと今一緒に歩んでいるんだなあ、と実感します。