ヴォーカルのスキル、歌の上手さの基準ってなんだろうか?あるいは、歌い手には上手さのスキルアップを求めない…こんな事書くと制作者としては失格ですよね。でも未だにわからないんだよね…上手さの基準が。音程が正確、声質が澄んでいる、音域が広い、発声発音が美しい…歌声への思いは聴く人様々でしょう。上のような基準で考えるとNanohanAって歌の上手さと言う点では「〜?」疑問符がつきます。採点付きのカラオケだと、まず高得点は出ないでしょうね(笑)。だけど何故か聴き手に対して訴える力があります。情感に触れる魅力があります。優しく語りかけて相手に届く声があります。ヴォーカルのスキルとは別の表現する魅力って言うのかな?そんなものがあるとしたら…それがNanohanAの音楽じゃないかな?そう思います。そう、歌じゃなくて物語。逆に言えば、歌の上手さが売れる条件だとするならば、あの人も、あのグループもヒットチャート賑わしてるはず。ヒットするには、実力以外に何かが必要なのでしょうかね。…運?…巡り合わせ?…タイミング?…資金力?…事務所の力関係(笑) やっぱりわからないです。で
も信じて頑張ってやるしかないんだよね、結束と信頼と人との絆を。そうやって届ける歌い手って、まだいないでしょ。だからNanohanAってそんな唄歌いなんです。
2015年2月 のアーカイブ
うたうたいのうたうものがたり
2015年2月3日 火曜日表現者としての心構え
2015年2月2日 月曜日あさ美さんがNanohanAブログで書いていましたが、ここ最近の乃里絵さんとモコさんのアーティスティックな部分には目覚ましい進化がございます。特にアドリブの冴え!ラジオでのMCとして切り返しの速さやボケるタイミングでの間の取り方などまさに絶妙なのです。実際、ここ最近の放送では二人の会話のやり取りの比率が増えてきていますよね。トークだけでなく自分達でコーナーの流れを考えて構成を組んだりもしていますし寄せられた投稿を紹介するのにも、どのように読んだらより楽しい雰囲気になるか?というような声のトーンや抑揚の付け方の工夫も色々と考えられています。もちろん考える事も大変なんですけど、実際に現場でこなせてしまう事が驚異的に素晴らしいのです。そうしたことが下敷きになるのでしょうね、新曲のレコーディングもスムーズだし何より表現力が格段に上がっています。唄にしてもフリートークやMCにしても思っている事を表現する、とか、こうしようと考えたからといっても、本番ですんなりとはいかないものです。すらすらと進行していくには、やはり天性の才と頭の回転の速さが必要です。逆に言えばそうした下敷き
が有り初めて出来るんだろうしね。駄目なヤツはやっぱりどんなに頑張っても無理な注文で、いくら説明してやっても、レッスンしても出来ないわけです。例えるならば、歌い手さんでも天性の表現力でお芝居やドラマなど演技が出来る方とか…いらっしゃいますよね。そういう事です。人間性のスケールの大きさが必要ってことです。説明したり教えたりするのは難しいんだけど、しっかりと伝えたい大事な事です。