感謝の心 三 アーティストさんからの心

やっぱり自分で作った曲が一番好きで、最高に良い曲だと思ってます(笑)。でも自信を持って聴かせられる…って言うのとは少し意味合いが異なり、このニュアンスの差を伝えるのが難しいのです。例えばこちらが良いと思っても、好みに全く合わずに評価されない場合も多々あります…だから常に謙虚に、聴いて頂くことにひたすら感謝する。そんな事です。先日テレビを観ていたら隠れた名店みたいなラーメン屋さんを捜す…そんな企画をやっていて、変わり者の店主が「自分が食べたいと思う店が無いから自分で作った!」と話してました。某レーベルの社長も自分が聴きたいと思う作品とアーティストを作る!って言ってます。ねっ(^O^)本田社長! クリエイトするって言うのは究極の自己満足を目指す事なのではなかろうか。 僕は曲を書くとレコーディング前までは一切手を加えない、きわめてシンプルなデモ音源だけで置いておきます。その時点ではまだ「生きた」曲とは言えないのです。そこにアーティストさんの発想と歌メロが乗りアレンジが施されて、曲としての生命力を得るわけです。他のアーティストさんはどの段階で完成とするかは知りませ
んが曲に瑞々しさや清々しさを与えた段階で、そのアーティストさんの思いは達成されるのでしょう。自分自身ならばこうするのだ…という展開が個々のアーティストさんにより様々に色変わりしていくのって楽しくワクワクする瞬間でもあります。もちろん「えっ!?なんでそんな感じにしちゃうの…」みたいに残念な思いになる場合もございました。以前はアーティストさんと意見が対立したり大喧嘩なんてのがありましたが、さすがに最近はゆとりの部分が大きくなったのでしょうか?。自分のイメージに固執しないで返歌を許せるようになってきました。全く変わってしまうオリジナル曲に思いを馳せる心のゆとりが生まれたのでしょうか?…いえ、違います。乃里絵さんやあさ美さんは曲に対してさらに瑞々しい命を宿してくださるのです。余計な口を挟む余地などございません(笑)。ひたすらワクワクしながら進化する曲を見守るだけなのです。