レコーディングの秘策 その四

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僕の好きなバンドの共通点、例えばレッドツェッペリンとディープパープルに共通するポイント。あくまでも個人的な見解なのであしからず(笑)ですが、基本的な音作りがラディックのドラムとマーシャルのアンプを使用してる事です。多分この頃のロックサウンドの王道、オーソドックスなセッティングだったんじゃないでしょうか?例えばスタジオ入れば必ずセットしてあるパターン、今ならばローランドのJCみたいなモノで日本中のレンタルスタジオに必ずあります!みたいなもので…横道から話を戻しまして。だから当時のレコーディングはラディック、マーシャルでの音がベースになってたのじゃないかな?って勝手に妄想しているんですよ。そこにツェッペリンならばギブソンレスポールが。ディープパープルならばフェンダーストラトキャスターとハモンドB?が乗っかる。だから音像としてはユーライアヒープも同じだし、その他のバンドでもプロデュースやレコーディングスタジオ、エンジニアリングやプロダクションが同様ならば似たものだったはずです。繰り返しますが個人の見解なので根拠はありません。だからイアンペイスがパールにセットを変え
たディープパープル、ヤマハにセットが代わったコージーパウエルなどの空気感が好みに合わなくなったのです。良い音、クリアーな音なんだけど腹にズシンとくる空気が揺さぶられる感覚が足りない気がしてなりませんでした。空気感イコールが当時のロックの横揺れのグルーヴ感だったんじゃないかな?音抜けの良さからレコーディングの際も都合が良かったのでしょう。ヤマハやタマドラム、パール楽器と言った日本製ドラムと契約を結ぶ海外ドラマーも増え始めた頃からハードロックのダイナミックさが薄れてきてしまった…そう思います。イギリスにせよアメリカにせよ、その地の空気に合った音を鳴らすのは東洋の果ての島国の楽器では無いって事…って言ったらカッコ良過ぎかもしれないけど。多分正解だよ。