さらなるたかいところをめざして

アーティストさんが自分が納得するまで唄い込んでレコーディングします。完璧なヴォーカルで最高の歌をレコーディングします。シンガーとしては最高な仕事をするわけです。しかしその後トラックダウン、ミックスと言った作業を経てマスタリングまでの工程を経て音源完成となるわけです。ミックスやマスタリングも外注に出してうっかりしてると「あれっ!…こんなはずじゃ…?」みたいになる事も(笑)。アーティストにせよプロデュース側にせよ納得するまで徹底的に…な〜んてやってると何百回と唄い直したりミックスやり直したりして(笑)。いつまで経っても決まらないのでは時間と金がかかって堪らないです。儲かるのはスタジオオーナーとエンジニアだけ(笑)ってのはいただけません。手を抜くとか中途半端に終了するわけでは無く、どこかで妥協点が必要なわけです。先に書いたようにうっかりすると際限無くなってしまうので予めテーマとするポイントを決めておいて「今回はこの部分を重点的にチェックして仕上げましょう」最近はそうする事にしました。仕上がりを決めるポイントは、ある意味自己満足なのかもしれません
。特にNanohanAの場合、ポイントが心を伝える…だったり、聴いてる人が笑顔になる…だったりしますからね。結局は行き着くのは完全に自分の耳頼り、アーティストとプロデュース側との信頼関係となりましょうか。もちろん作品毎に技術的な部分が向上していますから双方の要求はどんどん上がってきています。今回は最高のモノが出来たから…次はこれ以上の作品は作れないだろうな…精魂込める程その思いは強くなるのです。毎月のラジオにあわせて新曲を作っていく。そんな重圧に押し潰される事なく今日も次作に取り組んでいます。こうなりゃどこまで行けるか?やってやりましょうね。