ひと間違い、では無く…ひと間違われ

「あれ〜〇〇君!久し振り〜いつ日本に戻ってきたの?」〇〇君は僕の名前ではありません。返答に詰まっていると、相手は何の疑いも無くその後も僕に話しかけてまいります。「シンガポールだっけ?インドネシアだっけ?マラリアで高熱出したって言うからみんなで心配していたんだよ」おいおい〇〇君…大丈夫ですか?君は元気でいるのだろうね、面識も無いのに〇〇君の現況がやけに気になります。しかし言葉に詰まっている僕に気がついたのか相手の女性は「あれ、〇〇さんではないですか?!人違いですねぇ、すみませんでした…でもあまりにもソックリなんですよ、知り合いに。」お話によると〇〇さん、去年の夏くらいに東南アジア方面海外転勤になり日本を離れてから元の勤務先への連絡も無いそうで、同僚の皆さん御心配されているそうです。自分に生き写しの人物、あかの他人の事ながら気になります。そーっすかぁ〜…そんなに似ていますかぁ〜…と、言うような会話をしながら乗換え駅に着き車内をあとにしまして乗換えの番線ホームで電車を待っていると…「あれ〜〇〇じゃん!」久し振りってまた別の方が先程の方と同様の名前を言いながら声かけてこられま
す。いえ、残念ながら別人です。先程も妙齢の女性に間違われたところです(笑)。この世の中には自分ソックリの人間が七人いてそのうち三人とは一生のうちに出会うことがあると言います。〇〇君、そのうちお会い出来るの楽しみにしています。その為にも、もっと頑張って有名にならねばなりませんね。あっ!…どちらかが犯罪者で新聞に載って…みたいなのは無しっすよ(笑)。