手間を惜しまなければ手間をかけて頂ける。

ラジオ番組ってのは放送日時が決決められているので、聴く為にはその時間のスケジュールを空けておかなければなりません。たんに知り合いだからとか、付き合いや仲良しだから…というだけで聴いて貰えるってわけではありません。CDもそうですよね。わざわざショップに足を運んだりインターネットで検索したりして、たどり着いていかなければなりません。いずれにしても必然として手間や幾らかの出費を伴うわけです。アーティストへの深い愛情や思い入れが無ければ成り立ちません。毎回ラジオを聴いて頂いたり、丹精込めて作った曲を手にしてもらう。それはアーティストにとってなんと素晴らしい事なのでしょうか!こんなことを意識させたら逆にビビってしまうでしょうから普段はあまり言わないようにしていますが(笑)考えたら怖い事です。ただの一回でも、たった一曲でも、手を抜いたその時点でリスナーさんを裏切る事になってしまうのですからね。今までライブをサポートしたり曲作りに携わらせていただいたアーティストさんの中で、もう消えてしまったり音信不通になってしまった方々はこうした意識や自覚が無かったのでしょうね。スケール
の大きい、小さいに、かかわらずいつも最高の作品を送り出さなければならない。アーティストさんって常にそんなプレッシャーみたいモノとの戦いなんでしょうね。そのプレッシャーに打ち勝つ方法はただ一つ…常に与えられた機会を楽しみながら全力を尽くす事。事前準備、リハーサル、アフターフォロー…全ての段階に於いて、アーティストとスタッフがやりきったね…って、笑顔で言いあえる事が大切なんじゃないかな?決められた通りの仕事や、やっつけ仕事的な音作りだったり、流れ作業的な番組つくりは駄目ですよね。