08 ふいの、なんとやら

先程、渋谷Pからライブの件でお電話を頂いた。「布団でごろごろ」という非活動的なGWを満喫していた私は、いつの間にか寝ていたらしく

スマートフォンの不気味な着信音と、液晶に映る【渋谷P】の文字で飛び起きた。……いかんせん寝起きは恥ずかしい。自分が何を喋ったか覚えていないのだ

ちょいとばかし朦朧とする頭の中。終わったばかりの電話内容を反復しながら
、羞恥の念にかられて布団でひとしきりバタ足をすることに。バタバタ。バタバタ

このまま7月の東京の空まで泳いで行けたら良いのですが。いやはや失礼いたしました。

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桜が満開になったと思ったら一瞬で散って、ツツジの季節の到来です。街路樹のハナミズキも赤や白の花をつけて、おめかししています。うちの弟も、おめかししています。恋でもしてるのでしょうね。私のあげた香水を撒き散らして、出掛けて行きました

たとえばデートが決まった日の高揚感と、もしかしたら唄わせてもらえるかもしれない、ってときのトキメキは、なるほど似ていると思いました。