34 しんりてすと 解

2013年5月8日

私は喉が渇いていた。

あー喉渇いた。疲れた。ちょー疲れた。喉渇いた。ぶっちゃけ水分欲しくて、もう限界なんですけど。足す用も枯渇するくらい限界きてるんですけど。そのくせほんのり地肌は汗ばむんですけど。喉渇いたんですけど。

そんなことをぶつくさ思いながら家路を急いでいると、視界に飛び込んできたオアシス。自動販売機。

助かった。愛してる。

どっしりと構えた長方形の君に駆け寄り、その冷たいフォルムを指でなぞる。お茶がいい。お茶がいいわ……。
私がそう、囁くと、長方形の君は調子っ外れの関西弁でこう言った。

「いつもお仕事ごくろーさ…」

ほんまでっせ。

彼の言葉を遮り、私は震える指でなけなしの150円を投入し、目当てのボタンを連打した。ピッ。ピピピピピッ。

ガシャコンッ。

「まいどありー」

やっと手にした水分!ありがとう!ありがとう!

私は、ようやく水分補給ができるという安堵から、目頭を熱くし、ペットボトルのお茶を掴んだ右手に、より一層力を込めた。

……ん?

皮膚にひんやりと当たるその感触には確かに覚えがあった。しかし、それは私が求める手触りとはほど遠い。

まさか?

嫌な予感が脳をかすめる。

いやいや、まさか。そんなわけないだろう。確かにお茶のボタン押したっつーの。ケンシロウもたじろぐくらいの身のこなしでボタン押したっつーの。自販機早押し村民大会で2位の実績持ってるっちゅーの。

そんな私がボタンを押し間違えるなんて初歩的なミス、するはずがないじゃない。そうでしょう。そうだわ。何とか言いなさいよ自販機!

「いつもお仕事ごくろーさん!」

やかましいわ。なんで缶コーヒーやねん。

……ま、飲めればそれだけで有難いんです。

【と言うわけで、心理テストの答えは1番の缶コーヒー】

【心の中でつぶやいた一言は、やかましいわ。なんで缶コーヒーやねん。……ま、飲めればそれだけで有難いんです。】

で宜しくお願いします。
乃里絵でした。

33 なかなおり

2013年5月7日

昨夜、ささいなことで大事な人と喧嘩になりました。自分自身でさえ「わたし」を把握しきれていないのに、あなたに分かるわけないじゃないか。

……と、お互いがお互いを突っぱねたのです。

踏み入れられたくない場所や、知る必要のないこと。素直になれないこと、捻くれてしまったこと。たぶん、あるのです。けっして隠したいわけではないのに、上手に伝わらなくて、やきもきしたりなんかして。

そう、順序というリズムが、誰の心の中にもあって

そのリズムを崩して相手を知ろうとしたから、喧嘩になってしまったのですね。そこからはもうアレですよアレ。静かに淡々と言い合いです。田舎の星空の下。似た者同士が真夜中に、田んぼの中心で自我のぶつけ合いです。

真っ暗で相手の顔が見えないからでしょうか。薄明かりの中、表情を探します。見えないけれど見えるもの。見えるけれど、この瞬間は見えなくて良いもの。

いつの間にか空は、白い朝を抱えて、うるさかったカエルの合唱は止み、綺麗な七星は雲隠れ。

「なんで喧嘩してたんだっけ」

てへぺろ。

そんな明け方、すがすがしい1日の始まりなのでした。

32-2

2013年5月4日

途中で送信しちゃいましたね。下の続きです。

【意識の表面に現われるモノ】
グリーン…純真 

【(潜在意識として)足りないかも…と恐れるも】
イエロー…気楽度

【将来的に高めなければと考えるもの 】
オレンジ…積極性

【これからも持ち続けようと意識するモノ】
レッド…情熱

【今までで自分に足りなかったかな?と言う意識】
パープル…懐疑度

【自分自身で自覚するべきモノ(足りないと思うので注意しようとするもの) 】

ホワイト(アイボリー)…熱心さ

……という結果になりました。ぎゃー!これはこれで恥ずかしいですね。色々と自分に対する突っ込みどころはあるのですが、解答を確認して思い当たる自分の性分にタジタジです。いやあ、恐ろしい。笑

皆さんはどんな結果になったのでしょう。自分のまだ知らない自分と出会えるかもしれませんね。

32 しんりてすと 解

2013年5月4日

とっても面白い!私、こういうの大好きです。

オレンジ…積極性 パープル…懐疑度(疑い深さ) グリーン…純真 ホワイト(アイボリー)…熱心さ レッド…情熱 イエロー…気楽度  つまり顕在的、潜在的ひっくるめて自分が意識している性格的な部分、また相手に対して求めるものの重要度が潜んでいます。  さて出て来る順番ですが一番目から順にキーワードとして ?意識の表面に現われるモノ   ?(潜在意識として)足りないかも…と恐れるもの   ?将来的に高めなければと考えるもの ?これからも持ち続けようと意識するモノ  ?今までで自分に足りなかったかな?と言う意識   ?自分自身で自覚するべきモノ(足りないと思うので注意しようとするもの) 

31 かぜ

2013年5月4日
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それは神様のくれた休日なのです。

私、関東へ向かう1週間くらい前になると、必ず微熱が出ます。笑

昨年の夏も、今年の冬も、そうして今もまさに微熱。微熱が出るとラッキー!と思います。これは、私の母の教えです。

【熱を出して、身体の調子をととのえているのだから、残念に思う必要はないのよ。熱を出して自分の身体をリセットして、身体の毒素を排出していると感じなさい。けっして、風邪を引くことは悪いことじゃないんだから、どんどん熱を出しなさい。そうして、神様のくれた休日だと思いましょうね】

身体が本調子ではないと、心も憂鬱になります。幼い頃から体調を崩してばかりの私が落ちこまないように、母は、風邪を引くことをポジティブなこととして教えてくれました。

例えば、風邪を引いたりすることをネガティブなこととして捉えると。

いつもの心身状態を±0だとします。
そこから一歩進んだら+1。
でも体調を崩した時は-1。

風邪を引いたときに、いつも通りのことをすると【体調悪いのに頑張ったなあ】なんて、思ったりするかもしれません。周りから心配されることで、自分の何かを保っていたり……。ときにはそんな状況もエッセンスになりますが、ずっとそれがループすると、いつまでたっても成長は出来ないと考えます。

だって、実際は-から±0に戻っただけで、進んではいないのですから。だけど私達は-の状況を作り出しては、また±0に戻ってを繰り返し、自分は辛い思いをしながらも頑張っていると思いこんだりします。現状は何も変わらないのに、-に陥ることで安堵するのです。

そんなネガティブなループから抜け出せないでいるとき、全部受け止めてしまいます。嫌なことも、辛い状況も、不安も焦りも、何もかも。

ああ、私、甘えたかったんだな。
ああ、私、心配されたかったんだな。
ああ、私、不安だったんだな。

嫉妬、嫌悪、焦燥。

何も恥ずかしがる必要はないです。誰だって、ネガティブな感情を抱きながら生活しています。隣の可愛いあの子も、姉御肌なあのお姉さんも、みんな、みーんな。きっとそうです。

私は、未熟児で生まれたからか、他の子供たちより、発達が遅かったと聞きます。知能も運動も、視力も発育も。上に書いたように、よく体調も崩しました。

保育所の年長組に上がるときでしたか。遅れている、という理由からか、同じ学年の子と一緒に上がれず、半年間、下の子たちと過ごしたことも記憶しています。

他の子と何か違うらしいけれど何が違うのか、当時は分かりませんでした。けれどただ漠然と、それを問題として受け止めずに、母は堂々とポジティブに私を育ててくれました。

私にとって、体調不良は神様からの贈り物です。

なので、今日もポジティブに身体をあっためて、ぬくぬくしながらブログを書いています。微熱満喫中なのでありました。