つくりあげるということ

NanohanAの作曲方法ですがそれぞれの個性がバランス良くミックスされるので常に変化に富んだ楽しさがあるのだと思います。詞は主に乃里絵さんが書きます。乃里絵さんの詞を歌メロに載せやすく七五調等に歌詞の並びを整えます。ラジオリスナーの方々が贈って下さった「なのはなばたけ」や「ランナー」等もこの方法です。この段階であさ美さんは大体の歌い回しやメロディーラインをつけていきます、乃里絵さんも同様ですね。こうして二人のヴォーカルのバランスを調整しながらコーラスパートまでのアイディアが明確になる場合もあります。このヴォーカルパートにバックの音を付けなければなりませんね。まず歌メロにギターやキーボード等で音を捜しながらコードをつけていきます。リズムパターンはドラムをいれますがPCM音源での打ち込みの場合もあります。ベースラインも同様です。お手軽ですね(笑)、こんな感じで演奏用カラオケが出来上がるのです。ただ普段皆さんが歌ってるカラオケと決定的に違うところは…ガイドとなるメロディーが入っていないって事です。あさ美さんや乃里絵さんの歌ったものが始めて歌メロとなるわけです。以前は「こ
う歌ってほしい」とか「基本メロディーはこんな風に」って注文出してた事も有りましたが、最近の二人は基本メロディーからコーラスパートまで自分達で大切に組み上げています。そうしてジグソーパズルが完成していくように…いや、土の塊が少しずつ型作られてひとつの陶器になるが如く慈しみながら一曲が出来上がります。