悩むのはやめてひたすら歌おう

職業として芸能ビジネスを成立させる為に次々と生産される消耗品としての作品達。もちろんそうした生産品の中心を占めているのが歌です。消耗品と称したのはどうしても現在のCDや音楽配信のシステムで高い売り上げを記録している作品の多くが売り上げほどは人々の記憶に残っているようには思えないからです。確かにミリオンセールスを記録したりカラオケで数多く歌われたり、そのアーティストをテレビで見ない日は無い!みたいに話題になることは凄いです。でも自分の作品が中古ショップで売られたり、次の曲が全く売れずにアーティストとしての才能自体を批評されたり等無責任な周囲に振り回されてしまい、その結果無惨に潰れてしまうこともおこります。システムとしては仕方が無い事で良い悪いではないのでそこを上手に渡っていくのがアーティストサイドの技量であり消耗品となるかしぶとく生き残る(笑)かの境目なんだろうね。ミュージシャン連中のような音楽や芸能業界にいる人々って、その狭い世界の中で体育会系のような上下関係が有って腕の上下かかわらず先輩、後輩がハッキリしている清々しい世界ですよね。一発当てたらみんなで喜ぼ
う!みたいな仲間意識があります。ただ売れないアーティスト同志が馴れ合ってしまう…そんなこともございまして、その中にいるのもそれなりに快適で、後輩から持ち上げられますしライブハウス等でもそこそこの集客があればアーティスト気分も高揚しますし、少し著名な方々と知り合いにでもなれば自分としては一流アーティストの仲間入りです。シンガーソングライターなんて試験がある訳じゃないし国家資格や免許が必要な訳じゃないから言ったもん勝ちだし曲を作り発表し歌い続けていく事をあきらめずに続けていくことが認められる資格でしか無いんだよね。続けていく事のモチベーションはアーティストによって様々です。大ヒットする、高額の印税が入る、人気が出て皆に騒がれる、テレビ出演等にひっぱりだこ!…それにはまだまだ届かないけどNanohanAや僕がかかわっているアーティストさん達、モチベーションは、誰かに大切に思われてずっと聴き続け、歌い続けて貰える唄を心を込めて作り続ける事です。新曲…そんな曲のひとつです。